ボクシング界の注目選手・亀田京之介(26=TMK)が元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(30=メキシコ)との対戦で苦杯を喫した。日本時間23日にメキシコで行われた試合は7ラウンドTKO負けという結果に終わったが、その舞台裏を伝える動画がYouTubeチャンネル「TMK BOX TV」で公開され、ファンの間で話題となっている。
試合後の控室では、敗れた京之介と勝利したネリが並んでインタビューを受ける異例の光景が見られた。京之介は「もうレベル違うし、正直強かった」と潔く敗北を認めると、王者らしい余裕を見せたネリは「すごくタフだったし、こんなに耐えられる選手は初めてだった。必ず上にいけると思うよ。メキシコまで来てくれてありがとう」と称賛の言葉を贈った。これに対し京之介が「俺がもっと強くなったら、また挑戦するで」と宣言すると、ネリは笑顔でうなずきながら力強い握手を交わした。
移動中の車内ではいとこであるIBF世界フェザー級1位の亀田和毅(TMK)へ電話報告。「パンチはどうやった?」との問いに、「めっちゃあった。今までと全然違うな...厳しさを教えられた」「圧があったな」と本音をつぶやいた。
ホテル到着後には意外な光景が待っていた。現地ファンから拍手で迎えられ、「写真撮って」「良かったよ」など温かい声援を受けたという。「正直メキシコであまり歓迎されないかと思っていたけど...」。この反応を受け部屋での独白では涙ながらに心境変化を明かした。
「完敗やな...悔しいけど悔いはない」「今まで一番パワーがあった相手。(ダウンもしてるし)ボディーも効いた...でも俺のパンチがあまり届かなかった」。そして衝撃的な告白として、「もし負けたら引退しようと思ってたんですよ...でも続けようと思った!」
さらに驚きの発言として、「井上尚弥さん、(このネリ相手にあれだけ勝つなんて)ほんまに強いと思うわ」。最強王者への畏敬を示しながら自らの再起への決意新たにする姿が見せ場となっている。
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