2月24日からフジテレビ午後の再放送枠でスタートした名作ドラマ『結婚できない男』。阿部寛演じる偏屈な独身建築家・桑野信介の恋愛模様を描いたこの作品は、2006年の放送当時16.9%の平均視聴率を記録し、社会現象となった傑作コメディだ。
今回の再放送開始に際し、SNSでは「休みの日に最高のドラマを見られる」「何度見ても面白い」と喜びの声が溢れる一方で、ある重要なキャラクターのシーンがすべてカットされていることが判明し、話題を呼んでいる。
物語の中で桑野がライバル視する建築家・金田裕之役を演じたのは高知東生。このキャラクターは桑野の人柄を浮き彫りにする重要な存在で、「金田更新してる!」という台詞は作品の名セリフとしても知られている。しかし2016年に高知が覚せい剤取締法違反で逮捕された影響で、以降の再放送では彼に関連するシーンが全て編集されていた。
テレビ局関係者によると、「事件から8年経過し、高知さんは更生支援活動に取り組んでいます。オリジナル版を見たいというファンの声も多いのですが...」とのこと。実際にX(旧Twitter)では「ストーリー展開が不自然」「面白さ半減」と不満が出ているほか、「もう何があったか忘れた」「粋な最終回シーンも見たい」といった声も上がっている。
興味深いのは、この問題について高知本人もXで言及していること。「頑張ってきたつもりでもこんな評価かと落ち込む」と心境をつづりつつ、「自業自得とは言え悔しい」と複雑な思いを告白している。
現在フジテレビでは第2シーズンを含め計26話を平日午後に順次再放送中だが、"完全版"が見られる日はいつになるのか―。名作ファンたちはオリジナルバージョンの解禁を待ち望んでいるようだ。
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