大相撲の横綱・照ノ富士(33歳、本名:杉野森正山、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋)が16日、初場所5日目の取組を前に日本相撲協会へ休場を届け出た。これにより対戦予定だった豪ノ山は不戦勝となった。
【写真】翔猿との激闘に臨む照ノ富士=15日休場理由は両膝の古傷と糖尿病の持病悪化。昨年9月の秋場所と11月の九州場所も全休しており、今回で横綱在位21場所中13度目の欠場となる。
今場所に向けては先月6日に横審委員立ち合いのもと稽古総見を実施。3か月ぶりに本格的な稽古を再開し、「体調を見ながら」との条件付きながら3場所ぶりの出場を決断していた。
しかし初日から若隆景に敗れる波乱があり、4日目には翔猿に金星を許すなど精彩を欠いた相撲が続いていた。関係者によると「稽古では見せた力強い相撲が本番で発揮できず」という状況だったという。