来年1月2、3日に行われる「第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(往路107.5キロ、復路109.6キロ)」に向けて、前回総合4位の東洋大が9日、東京・文京区の白山キャンパスで壮行会と取材会を行った。名門を率いる酒井俊幸監督は「20年連続シード権獲得、上位進出を目標にしたい」と意気込んだ。 5月の関東学生対校選手権(関東インカレ)男子1部では、5000メートルで松井海斗(1年)と西村真周(3年)、1万メートルで石田洸介(4年)と小林亮太(4年)、ハーフマラソンで梅崎蓮(4年)と薄根大河(2年)が入賞。春は好調だったが夏以降は主力の故障などで苦戦し、10月の出雲駅伝で関東勢最下位の11位、11月の全日本大学駅伝では13位で2年連続でシードを逃した。それでも全日本から4年生が戦線に戻り、「全日本に出場した4年生の調子が良くなってきたことで、チームのムードも良くなってきた。松井、内堀(勇)、迎(暖人)らの1年生も一旦故障もあったが、大分良くなってきた。戦力が整ってきた」と酒井監督。83回目の箱根路に向けて、調子を上げている。 昨年も出雲と全日本で苦戦し、シードも危ぶまれる中で4位。「残り3週間を昨年以上の危機感、緊張感、そして絶対にやってやるんだという強い気持ちを持って状態を今以上に上げていきたい。昨年も攻めの調整をする形でやった。故障させない、体調不良者を出さないために免疫力を下げないなどの観点は大事だが、下方修正するより打開するために強気でやっていく」と酒井監督。20年連続シードは継続中では最長記録。どんな逆境も跳ね返してきた鉄紺が、次の箱根でも強さを見せつける。
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