空中戦で強さを発揮する佐野。（C）Getty Images

　現地８日のブンデスリーガ13節、日本代表のMF佐野海舟が所属するマインツはアウェーでヴォルフスブルクと対戦。前半から激しい点の取り合いとなったシーソーゲームを３－４で落とした。 【動画】先制点のきっかけ！佐野のインターセプト 　開幕からスタメン出場を続ける佐野はこの日も先発。敵陣でインターセプトに成功し、11分の先制点のきっかけを作ったほか、空中戦を４回制する（キッカー誌参照）などの奮闘を見せた。 　ボール奪取力や推進力などとともに、佐野が称賛されてしかるべきはその空中戦の強さだろう。ここまでの勝利数（計34回）はリーグ16位タイで、MF登録の選手では堂々２位の好成績だ。上位にはCF、CBの名前がズラリと並ぶ。 　MF全体２位というスタッツスの偉大性は、佐野公称176㎝という身長からも窺えるだろう。全体１位フィリップ・ホフマン（ボーフム／77回）195cmやMF１位ジャクソン・アーバイン（ザンクトパウリ／46回）189cmといった選手たちとの体格差をものともしない活躍が光る。 　平均身長180cm超えドイツ人選手たちの中にあって、「小さな巨人」と呼ぶにふさわしい存在感を示す佐野。今季ブンデスリーガ屈指の中盤選手としてさらに成長することが期待される。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部